フィールド文化学コース Field Study of Cultures

フィールドから文化を考える

比較文化学・文化人類学・文化遺産学・考古学の4つのフィールド系研究領域を新たに統合したこのコースは、世界各地の基層文化の精神・物質両面にわたる複合的な理解をめざします。それは、人類文化のもつ多様性と普遍性を、時空を超えた視点から探求する学問領域と言いかえることもできます。日本でただひとつ、金沢大学だけにしかないコースです。異文化を理解することで、自分をとりまく世界がこれまでとは違った見え方をしてくるのだと、私たちは考えています。

卒業論文テーマ例

  • 仏壇工芸の伝統と現状 ― 石川県を中心に考える ―
  • アエノコトの現在 ― 柳田西南部の現地調査を中心として ―
  • 移民における宗教活動の現地化 ― 東京都江戸川区における在日インド人を中心に ―
  • 終焉に向かう伝統芸能 ― 尾張万歳を通じて ―
  • 金沢神社の白蛇龍神信仰
  • 蒲原神社六郎信仰 ― 亀田と沼垂の関係から考える ―
  • 作品の設置環境・保存状態から考察する素材重視型パブリックアート設置事業の今後
  • 旧石器時代の石材獲得に伴う人間の移動に関する研究 ― 群馬県書上遺跡を例として ―
  • 聖ベネディクト伝アズレージョ欠損部の再構築

このような研究をしています

フィールド文化学コースは、日本、中国、チベット、東南アジア、南アジア、西アジア、ヨーロッパ、中央アメリカなど広い範囲のフィールドで、文化遺産学、考古学、文化人類学、宗教学、美術史、建築学などを専門とする教員で構成されています。それぞれの地域を実際に訪れて研究する体制を整えています。
 私は現在、西インドの仏教石窟群の建築的研究をしています。掲げた写真は、その一環で建築的な構成を明らかにするために3次元実測をしているところです。

教授写真
フィールド文化学コース
矢口 直道 YAGUCHI Naomichi
[主履修分野] ê フィールド文化学

フィールド文化学

社会が刻々と変化する現在、学問の状況も大きく変わろうとしています。人類がこれまでに培ってきた世界各地の多様な文化を理解するには、従来の伝統的な学問の枠組みだけでは不十分です。

このフィールド文化学コースでは、宗教・思想・社会・技術・建築・芸術などのあらゆる文化現象を、総合的・学際的に研究しています。

このコースでの研究は、まずはフィールドに出て、自分の足で歩き、自分の目で見、自分の肌で感じるところから始まります。
マニュアルに沿ってこなしていくのではなく、みずから課題を探し出し、それを解決するための方法を考え、丹念に資料を収集し、それを論理的にまとめ上げ、説得力ある結論を導き出す―そうした実践的能力を養うことを、教育の目標としています。

担当教員

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* は準専任です 授業風景

voice|学生の声

私は好きな画家がきっかけで、西洋美術史や博物館学を学びたいと思いフィールド文化学(フィル文)に入りました。授業を履修して学芸員資格の取得を目指しています。博物館実習では私自身の卒論に関連する、長野県にある美術館に行きます。サークルでは、河北潟干拓地の農家や公務員の方々とイベントの企画・運営をしています。河北潟の広報誌を作った時、インタビューや情報整理、写真撮影の仕方を授業で学んでいたので、それらの知識を活かすことができました。主体的に学外で活動し、自分にしかできない経験をしています。フィル文は4つの研究室に分かれていますが、垣根がなく皆で研究の話をしています。自分の関心のある分野で研究ができ、海外をフィールドにしている人も沢山いますよ!

学生写真
フィールド文化学コース・
フィールド文化学主履修分野

もともと博物館や美術館では好きで高校生の頃から通っていましたが、今は同じ趣向をもつ研究室の仲間と共に旅行や実習で訪れ、展示物や作品について学んだり語らったりするのがとても楽しいです。講義や演習で学んだことを確かめに、国内外問わず個人的に足を運ぶことも増えました。
  私はコースの授業の他に教職をとり、アルバイトやサークルをこなす毎日ですが充実した日々を送っていると感じています。よさこいサークルでは県外での演舞やボランティアに参加し、学内だけにとどまらない幅広い層との交流を何度もさせていただきました。これはただ漫然と大学生活を送っているだけでは得られない経験です。
 今しかできないこと・次につなげたいことを大切にして、残りの学生生活も常に「攻め」の姿勢で挑戦し続けていきます。

学生写真
フィールド文化学コース・
フィールド文化学主履修分野
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