人文学類より『言語文化の越境、接触による変容と普遍性に関する比較研究』を刊行しました
人文学類ではブックレット『言語文化の越境、接触による変容と普遍性に関する比較研究』を刊行しました。本書は、人文学類主要研究課題③のこの研究課題に取り組む教員グループが新たな研究成果や研究経過・研究計画の一端を国内外に発信・還元することをめざし、金沢大学の助成を得て作成したものです。
言語・文学の研究を志す高校生・大学生、さらに広く言語・文学に関心のある一般の方々にお読みいただき、人文学類で行われている言語研究・文学研究とはどのようなものか、御理解の一助としていただければ幸いです。
書誌情報
『言語文化の越境、接触による変容と普遍性に関する比較研究』
金沢大学人間社会学域人文学類
発行年月日:2017年1月27日
サイズ・ページ数:A5版・138ページ
非売品
目次
『ジェイン・エア』から『広い藻の海』へ―植民地からの応答 和泉 邦子
中国における「方言」―境界と越境― 岩田 礼
越境と変身―ロマン・ガリが問いかけるもの 岩津 航
「梁山泊と祝英台」物語の文化空間 上田 望
パロディ演劇からシャミッソー賞まで
―言語文化の越境と接触に関する私の研究履歴― 佐藤 文彦
日本文学の汽水域にて 杉山 欣也
「あいるらんど」とはどこのこと?
―変奏される丸山薫「汽車に乗つて」― 鈴木 暁世
人生夢芝居―転換期を生きる人々― 髙田 茂樹
他方言と接することによる母語認識の変容 高山 知明
〈卒都婆小町〉の未来―壮衰の因果を超えて― 西村 聡
輪島市海士町のことばと海士町町民のルーツ 新田 哲夫