就職活動体験記
学科 | 人文学類・歴史学プログラム西洋史専攻(2024年3月卒業) |
勤務先 | 公務員 |
私が公務員を志望した理由は、公務員の立場から複雑多様化する問題の解決に貢献し、人々の安心安全な暮らしを支えたいと思ったからです。その気持ちが固まったのは、2年生の後期でした。
実際に公務員受験をするにあたって、私は特に「はやめはやめに行動すること」を意識していました。公務員受験は、基本的に筆記試験、論文試験、面接の三本立ての構成になっています。そこから、さらに試験種ごとに試験内容が大きく異なる場合もあり、準備しなくてはいけないことが非常に多いです。常日頃から、公務員講座で配信される講義動画は貯めずに視聴し、復習にはできる限りはやく取り組みました。そして、面接練習についても3年生の1月頃から始め、これまでの自身の経験を丁寧に整理し、志望動機に説得力を持たせることができるよう努力していました。
プログラム制のもとで、広く興味関心を持ち、物事に取り組む姿勢を学んだことは、実際に就職先を決定するうえで少なからず役に立ったと思います。みなさんも、人文学類で学際的に学びを深め、納得のいく就職活動ができるように頑張ってください。
学科 | 人文学類・歴史学プログラム(2024年3月卒業) |
勤務先 | 教員 |
まずはじめに、教員になることは想像以上に大変でした。なぜなら、卒業単位とは別に膨大な教職の単位を取ることが求められるからです。また、教員は免許取得だけでなく、採用試験に合格する必要があり、試験の綿密な対策も不可欠です。筆記は自分で計画的にこつこつ勉強すること、面接は1人でやろうとするのではなく、大学のキャリア支援室や周りの教員志望の学生を頼ることが重要であると考えます。私の場合は、試験直前期には大学の空き教室でほぼ毎日、模擬授業の練習を友人としていました。
ここまで教員を目指すことの大変さについて述べましたが、もちろん楽しいこともたくさんありました。教員志望だったからこそ出会えた所属プログラム以外の学生や教育実習をともに乗り越えた仲間、得られた学びもとても多かったと実感しています。これから教員を志す皆さんも、さまざまな人と関わり、楽しみながら就職活動を乗り切ってください。応援しています。
学科 | 人文学類・言語文化学コース中国語学中国文学主履修分野(2024年3月卒業) |
勤務先 | 民間企業・製造 |
私は人文学類がコース制の時に入学し、半年間台湾に留学していたため、プログラム制の第一期生と同じ時期に就職活動をおこなっていました。
就職活動をする中で、私が心掛けていたのは「人間性を見てもらう」ことです。私は最初、自分の持っている資格を前面に押し出して面接を受けていましたが、複数回面接をしていく中で、企業は学生を現在持っている能力ではなく、その人の持つ人間性やポテンシャルを評価して採用してくれているのだと感じました。幸い学生生活には、授業、留学、サークル、ボランティアなど様々な経験が出来る機会が多くあります。それらの機会を逃さず積極的に参加し、そこから自分のどのような性格、価値観を持っているのかを理解し、それが実際の仕事でどのように活かせるのかを面接で伝えられると、きっと自分と合う企業に入れるのではないかと思います。
人文学類では幅広い分野の授業が開講されており、手を挙げれば留学にも挑戦出来る環境が整っています。ぜひ皆さんも色々なことに挑戦して、納得のいく就職活動が出来るよう頑張ってください。