フィールド文化学コース Field Study of Cultures
鏡味 治也 (KAGAMI Haruya) 教授
[研究領域] | 文化人類学 インドネシアの文化人類学的研究 |
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専門は文化人類学で、インドネシアのバリ島の文化について調査研究をしてきました。バリ島のひとつの村に、大学院生時代と金沢大学に来てからの2回、半年間にわたる住み込み調査を行ったほか、現在まで毎年のように訪れながら、バリ島に住む人びとの暮らしや考えについて研究しています。地域独自の伝統に根ざした生活ぶりや信仰のあり方から、それが近代化の中でどのような変化をこうむり、また近代的な状況の中で自己変身、自己主張するようになってきているかを追いかけており、『政策文化の人類学』(2000年、世界思想社)や 『バリ島の小さな村で』(2004年、洋泉社)などにその成果の一端をまとめています。
人間社会学域共通科目の「文化概説」で文化というひじょうに近代的な概念のもつ意味や、それが人々に訴えかける力について講義するほか、人文学類フィールド文化学コースでは「文化人類学調査実習」「地域文化論」および演習を担当します。